JUST.DB 帳票レイアウトで一覧表示する際の小ネタ集

今回は、帳票レイアウトでレコード一覧出力設定をする際に知っていると便利な小ネタを皆さんに共有したいと思います。

このテーブルの一覧を出力する帳票レイアウトを作成しながらご説明いたします。

その1 Excelの関数も繰り返し出力出来る

「JUSTSFA_RECORD_LIST」や「JUSTSFA_DETAILS」が定義されたセルであれば、マッピングのキーワードだけでなく、Excelの関数も繰り返し出力出来るようです。
JUSTSFA_RECORD_LISTをA2からE2まで設定して、D2にMID関数を設定した帳票レイアウトを用意しました。

帳票出力した結果がこちらです。
参照先を変更しながら繰り返し出力されています。

その2 名前定義は何度も使用できない

例えば、1枚目のシートにはテーブルの全項目の値を出力し、2枚目のシートには顧客名だけを出力する帳票レイアウトを作成するとします。

顧客区分シートのA2からD2までと、顧客名シートのA2にJUSTSFA_RECORD_LISTを設定しています。
この帳票レイアウトを登録しようとすると、こんなエラーが発生します。

同じ項目の値を別シートに出力したい場合は、セルの値を参照する等の方法で解決した方が良さそうです。

その3 明細フィールドの値だけを別のシートに出力したい場合は「JUSTSFA_DETAILS」を設定するだけで良い

明細フィールドのデータとそれ以外のデータを別のシートに分けて出力したい場合は、明細フィールドのデータを出力するシートに「JUSTSFA_DETAILS」を設定して、それ以外のデータを出力するシートに「JUSTSFA_RECORD_LIST」を設定すればOKです。
下のレイアウトでは、顧客一覧シートのA2からD2にJUSTSFA_RECORD_LISTを、事業所シートのA2からB2にJUSTSFA_DETAILSを設定しています。

帳票出力した結果がこちらです。
事業所シートにはJUSTSFA_RECORD_LISTを設定していませんが、ちゃんと企業A、企業Cのデータが一覧表示されています。