コマンドラインツールの処理時間を検証してみる

こんにちは

今回は、SFAを導入するにあたり、欠かすことのできないマスタ等の初期のデータ移行が、どれぐらい時間がかかるかの検証を行ってみたいと思います。
また、初期導入に関わらず、日次の夜間更新処理時間の見積参考時間になればと思います。
今回は、JUST.SFAで用意されているコマンドラインツールを利用しての検証となります。

用意したのは下記のデータと、検証パターンは下記の①~③です。
今回は、追加と更新処理を行います。

【データ】
環境:弊社AWS上のWINDOWS端末
パネル:マスター 項目数:8フィールド
インポートするレコード件数:10万件
【使用したコマンドラインのコマンド】
・取込方法のパラメタ: 2: 差分更新(フラグなし)

【検証】
検証① :新規レコード追加(全くレコードが無い状態でのデータインポート検証です。)
結果  :処理時間 50分(30ミリ秒/1件)

検証② :更新作業:1項目の値を全件更新
結果  :処理時間 56分(≒34ミリ秒/1件)

検証③ :更新作業:キー項目以外の項目(7項目)を全件更新
結果  :処理時間 56分(≒34ミリ秒/1件)

検証④ :新規追加レコード(件数同じ10万件で項目数を8フィールド増やす)
結果  :処理時間 44分(約26ミリ秒/件)

参考:コマンドラインの実行結果画面 

【総括】
・新規のデータ投入時、更新時での処理時間に大きな差は無い。又、更新時は、フィールドの数は影響が無いと思われる。
・但し、今回実施したのは、1レコード8項目なので、項目数が増えると処理時間は増と思われます。(次回検証)
 検証④を実施した結果、①と比較してみて処理時間が短くなった。?
 尚、①と④は別日で実施したが、ネットワークの負荷状況などが影響があると思われる。

【今後の予定】
・今回実施したのは、取込み方法が、差分取込みだったので、以下の取込みパラメタでどのような結果になるかを検証してみましょう。
 0: 単純追加 1: 差分更新(フラグあり)