Smartsheetを使っていると、「ある作業の予定日時を1つのセルに表示したい」と感じたことはありませんか?
たとえば「5月21日 14:00」のように、「日付+時刻」を1つの列で管理したい場面は意外と多いものです。
しかし、Smartsheetには「日時」専用の列タイプが存在しません。
「作成日時」や「更新日時」などの列タイプを使用すれば、日時を表示することはできますが、自動入力されるため、ユーザーが任意の日時を入力することはできません。そのため、表示させるためには少し工夫が必要です。
今回は、「日付列」と「時刻用ドロップダウン列」を組み合わせて、日時を表示させる方法をご紹介します。
日時を表示させる場面
以下のような場面で、日時の一括表示があると便利です。
- アポイントや会議の開始日時を一目で確認したい
- 工程の進捗状況をタイムスタンプ付きで管理したい
- 日時順でソートしたい
このようなニーズに対応するため、Smartsheetの標準機能を活用して、簡易的な「日時表示列」を作成してみましょう。
日付+時刻を表示させる列を作る方法
- 「日付列」を作成する
列のプロパティで「日付」タイプを選びます。 - 「時刻ドロップダウン列」を作成する
列タイプは「ドロップダウンリスト」。あらかじめよく使う時間帯(例:09:00, 10:00, 11:00 …)をリスト化します。 - 「日時表示列(文字列)」を作成する
列タイプは「テキスト/数値」にします。 - 日時を合成する関数を設定
以下のような関数を使用して日付と時刻を連結します


日付列+時刻列を組み合わせることで、以下の日時列のような表示が可能となります。

応用のアイデア
- 複数選択肢の時刻パターンを変更:深夜帯や15分刻みにするなど、用途に応じてカスタマイズ可能です。
- 入力チェック用の自動化ルール:時刻が未選択の場合にアラートを出す設定も便利です。
まとめ
Smartsheetには「日時」の列タイプはありませんが、このように「日付列+時刻ドロップダウン+関数の組み合わせ」で、十分に実用的な日時表示を実現できます。
表示を整えるだけで、一覧の見やすさや入力ミス防止にもつながるので、ぜひ一度試してみてください。