JUST.DB 自動計算の階層上限
JUST.DBではパネルの項目に「数値計算」という項目があります。
計算式を指定することで、自動的に計算結果を算出し表示してくれる便利な項目となります。

便利な自動計算の項目ですが、実は自動計算の階層上限があり
JUST.DBには3階層までの計算しか行えないという制限があります。
サンプルで以下のように項目を配置しています。

小計1~小計3までは以下のように計算式を設定しています。
小計1 = 作業費 + 仕入れ品費
小計2 = 構成費 + 小計1
小計3 = 検品費 + 小計2
そして最後に、諸経費と小計3を合算した合計を自動計算で算出する項目を追加しようとすると

この条件で構文チェック、もしくは保存をしようとすると警告メッセージが表示されます。

冒頭で記載した通り、小計3の項目が3階層目となり、合計は4階層目に該当するからです。
小計1 = 作業費 + 仕入れ品費 ・・・ 1階層目
小計2 = 構成費 + 小計1 ・・・ 2階層目
小計3 = 検品費 + 小計2 ・・・ 3階層目
合計 = 小計3 + 諸経費 ・・・ 4階層目
JUST.DBの制限となるため、この状態を解消するためには別の手段を取る必要があります。
・自動計算ではなく、手入力項目とする
・データフロー実行で計算させる
・項目精査して自動計算項目の見直し
などが考えられます。
便利な自動計算ですが、制限があることを考慮することが大切です。