Smartsheet基礎操作編③:条件付き書式の基本と活用テクニック

視覚的に伝わる“色”の力で、業務効率アップ!

Smartsheetでは、データを見やすく整理したり、重要な情報を強調したりするために「条件付き書式」を使うことができます。

Excelにも同様の機能がありますが、Smartsheetではチェックボックスやドロップダウン、日付など、さまざまな列タイプと組み合わせることで、より柔軟かつ視覚的にわかりやすいシートが実現できます。

今回は、条件付き書式の設定方法と、業務でよく使われる具体的な活用例をご紹介します。

条件付き書式とは?

条件付き書式とは、「ある条件を満たした行やセルに対して、自動で色や文字の装飾を加える」機能です。

例えば、以下の表現が自動で適用されるようになります。

  • ステータスが「未対応」の行を赤色にする
  • 期限が今日より前の行に黄色の背景を付ける
  • 優先度が高い案件を太字にする

基本の設定方法

  • シート右上の「条件付き書式」ボタンをクリック
  • 「ルールを追加」から対象となる条件を設定
  • 書式(背景色・文字色・太字など)を選ぶ
  • 適用範囲(行単位/セル単位)を選んで保存

条件は「列」「値」「演算子(=、≠、含む、以降など)」を組み合わせて柔軟に指定できます。

活用シーン条件書式
期限切れのタスクを強調日付列<TODAY()背景を赤色
重要案件の視覚化優先度列=「高」太字+黄色背景
チェック済み案件の視認性UPチェックボックス=TRUE行全体をグレーに
担当未割り当ての警告担当者列=空白背景をオレンジに

活用のコツ

  • 色は「3〜4色以内」に絞ると、見やすくなります
  • 条件の優先順位を考慮して「ルールの順番」を調整しましょう
  • 自動化と組み合わせると、ステータスに応じて書式変更 → 担当者へ通知、という流れも作れます

まとめ

Smartsheetの条件付き書式は、業務の状況をひと目で伝える“視覚化”の強力なツールです。

入力ミスの防止や進捗の把握、トラブルの早期発見など、あらゆるシーンで役立ちます。

次回は「自動化ワークフロー」の基本をテーマに、承認依頼やリマインダーの設定方法をご紹介します!