USの政府機関の閉鎖に伴う、FDAの業務への影響

現在、US政府機関は予算案への大統領の署名拒否に伴い。予算が凍結されているため、多くの政府機関が閉鎖に追い込まれている。

FDAも例外でなく、多くの職員が自宅待機の状況である。

 

FDAのコミショナーDr. Scott Gottliebより、FDA職員へのメッセージが、1月11日に新たに発信されている。
https://www.fda.gov/AboutFDA/WorkingatFDA/ucm629439.htm

 

その中で、DR. Gottliebは、FDAは他の政府機関とは異なり、US国民の健康と福祉を担っているので、残された予算をやりくりしながら、責務を果たすことを、職員に宣言している。

その中で、DR. Gottliebは、この予算が困難な中で、職員にやりくりする提案をも求めている。

 

現在 FDAの業務に大きな影響が出ている。その概要は、政府機関のシャットダウンが終了するまで、FDAの業務は、かなりの遅延が生じている。

主な影響は

  • FDAは、新薬、生物製剤、医療機器、または一般的な申請(変更)の受付停止。
  • 緊急用のINDを除き、新しいINDの審査の受付停止。
  • 従業員の40%が自宅待機の場合、FDAの公衆衛生任務を支援する仕事の多くが遅れるか停止している。
  • 現在、FDA は, Carry over(繰り越し)予算で、運営されている。しかしその予算には限度があり、重要な業務に割り当てられる。(FDA 職員による出張費の建て替えが行われている)
  • 雇用も停止状態である。