コロナとがんとの関係
FDA In Brief: Findings from Real-World Data Study Reveal Higher Risk of Hospitalization and Death Among Cancer Patients with COVID-19, Underscore Health Disparities
世界の実データ調査の結果から、COVID-19を伴うがん患者での入院と死亡のリスクが高いことが明らかになり、健康格差が際立っていることを、FDAは公表
7月22日、FDA, CDER オンコロジー・センター・オブ・エクセレンス(OCE)の副部長 Harpreet Singhは、下記の様に調査結果を発表するとともに警告を鳴らしています。
オンコロジー・センター・オブ・エクセレンス(OCE)は、プレシジョン・メディシン(精密医療)を取り扱うSYAPSE社(https://www.syapse.com/)と協力して、212,000件以上の健康記録を分析すること行い、COVID-19を発症したがん患者は、COVID-19を発症していない患者と比較して、(1)その他の健康不安状態(腎不全、肥満、心臓病など)である、(2)入院率と呼吸器補助が必要なことが増加する可能性が高いこと。および(3)死亡リスクが16倍に増加した、ことが判明した。また、COVID-19に罹患した癌患者間に施されている医療格差があることも判明した。
結論として、癌患者はCOVID-19の罹患でより深刻なリスクが高まるだけでなく、黒人アメリカ人とより低い社会経済的弱者には不平等があるという厳しい現実を明らかにしました。 この世界的流行による緊急の医療課題に対処するために、現実世界のデータを迅速に調査し続けることが不可欠です。