日本でも製薬の偽造品が発生

ギリアド・サイエンシズ株式会社のC 型肝炎治療薬 「ハーボニー配合錠」の偽造品が、奈良県内の薬局チェーンで発見されたそうです。

外見の異なる錠剤や外見が類似した錠剤があるそうですが、正規取引先以外の経路から入手されたものだということ。現在、捜査を進めているそうです。

PIC/S GDPについて色々と勉強してまいりましたが、すこし想定外でした。温度管理などの観点ばかりを考えて、日本では盗難や、ましてや模造品などは発生しないだろうと考えていたからです。

しかし、小さな一粒で高額商品(今回の薬剤は1錠¥8万)ということもあり、たしかに考えてみれば、ブランド物に近いのかもしれません。現在、薬などは、税関の偽物チェックをしているわけでもないので、簡単に日本に持ち込めてしまいます。

しかも、正規取引先以外での仕入があるとは、まったく考えても見ませんでした。諸外国で起こっていることは、グローバル化の現在、すぐに日本でも起こると考えたほうが良さそうです。

 

■ギリアド・サイエンシズ株式会社発表
http://www.gilead.co.jp/~/media/japan/pdfs/corporate/20170117/harvoni_counterfeit.pdf?la=ja-jp

■厚生労働省発表
C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品について・第1報
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000148807.html

C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品について・第2報
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000149369.html

C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品について・第3報
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000149762.pdf

C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品について・第4報
http://www.pmda.go.jp/files/000216140.pdf

20170118a
厚生労働省 第4報から掲載

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